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気象庁は11日、伊豆諸島の南、伊豆鳥島の硫黄山(403メートル)山頂付近から、白い噴煙が高さ200〜300メートル上がっていると発表した。噴火が確認されれば、1939(昭和14)年以来63年ぶりとなる。同島は無人島で、付近の船舶の航行に影響はないという。
11日午後3時半ごろ、付近を航行中の船舶から、海上保安庁に「山頂付近から白い噴煙が上がっているのを目撃した」と連絡があった。海上保安庁が午後5時38分から40分間、航空機で調査したところ、噴煙が山頂の上空200〜300メートルまで上がっていた。気象庁は、噴火が起きたかどうか確認を急いでいる。
伊豆鳥島の最近の火山活動では、激しい爆発で島民125人全員が死亡した02(明治35)年と、溶岩流の流出で島民全員が島外に避難した39(昭和14)年の噴火がある。気象庁は一般島民がいなくなった後も、65(昭和40)年まで気象観測所を置いて有人観測を続けていたが、同年の火山性群発地震のため撤退し、以後は無人島になっている。
同島は東京の南約600キロ。人が住んでいる最も近い陸地は、北に約200キロ離れた同じ伊豆諸島の青ヶ島がある。
【早川健人】