現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
石原慎太郎都知事が30日の定例会見で、共同通信社の「誤報記事」に対して大噴火した。すでに同社はわびた上、訂正記事も配信しているが、「(誤報は)2度目だ。3度起こしたら(社団法人の)認可を取り消す」と恫喝ともとれる物言い。裏にある思惑とは…。
この日の定例会見では、自らいきなり誤報問題を切り出し、「180度まったく違った報道だ。私の基本的姿勢を多くの人が取り違えた。私に対する多くの国民の評価を塗りつぶすもので、私の政治生命にかかわりかねない」と激怒してみせた。
問題となったのは、今月16日に愛媛県教育委員会が「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書を採択したことに関して当日の都知事会見で、従来の教科書採択について「密室的、一方的に決められた節がないわけではない」と述べた点を、共同通信社は、慎太郎知事が同県教育委を批判したと配信した一件。
共同通信社では慎太郎知事の抗議を受け、謝罪と記者のわび状を提出。さらに、28日には「初歩的なミスで、弁解の余地はない」とのコメントを載せた訂正記事も配信していたが、慎太郎知事、怒りは収まらなかったようで、2年前の「三国人発言」問題を引き合いに出し、「(誤報は)2度目だ。はっきり言っておくが、共同通信社の(社団法人としての)認可権は東京都にある。3度起こしたらメディアとしての資格がなく、私は認可を取り消す」とまで言い切ったのだ。
慎太郎知事に近い永田町関係者は、「訪朝や10月下旬の大型補欠選挙の結果次第では、小泉内閣が早期に潰れる可能性も出てきた。いよいよポスト小泉に向けて本気になって考え始めた証だろう。首相になるためには国民の支持が不可欠だから、自分の発言や真意についてはきちんと報道してほしいということだろう」
ところで同じ30日、自民党の町村信孝幹事長代理からその力量不足を指摘された息子、石原伸晃行革担当相も、閣議後の会見で、「どこに疑問を持っているのか聞いてみたい」と町村氏に対して強い不快感を示した。ただ、こちらの方は迫力不足が否めず、「親父とは役者が違う」との声も。