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自民党の町村信孝幹事長代理が29日夜、インターネットの報道サイト番組に出演して、石原伸晃行革担当相について「(行革に)切り込む力が弱い。荷が重かったかもしれない」などと力量不足を厳しく指摘した。秋の内閣改造を見据えた発言のようだが、石原氏は信頼回復できるのか?
愛人変態疑惑で存在感を失った山崎拓幹事長に代わり、小泉純一郎首相の名代として党内調整などで汗を流している町村氏。
番組では首相の胸中を代弁したのか、「首相自ら先頭に立って(行革などで)切り込み大将みたいなことをやらざるを得なくなっている」と石原氏への不満を漏らし、「抵抗勢力的でも実行力がある人を行革担当の責任者にするのも知恵ではないか」と述べ、行革担当相交代を求めた。
石原氏といえば「ポスト小泉」の呼び声も高い石原慎太郎都知事の長男として有名だが、町村氏も警視総監や新潟、北海道県知事、衆参議員を務めた故・町村金五元自治相の子息であり、当選6回は石原氏の2期先輩に当たる。
ここまで町村氏が厳しい批判をしたのは、歯にきぬ着せぬ「政策新人類」としての活躍を期待されたにもかかわらず、道路公団民営化や特殊法人改革で、首相と抵抗勢力の間で右往左往する姿が目立つためのよう。
石原氏は6月に広島市で開かれた自民党のパーティーで「昨年、私は『もう高速道路はつくらない』と言っていたが、今は心を改めて『無駄な道路はつくらないが、必要な道路はつくる』に変わった」と抵抗勢力寄りの発言。
ところが、翌月には東京外環道建設について「1キロ1000億円では難しくなっている」と、道路関係4公団民営化推進委員で作家の猪瀬直樹氏の考えに近い建設見直しを示唆。慎太郎都知事から「(採算性最優先の論議は)乱暴だ!」とくぎを刺されている。
最近の話題といえば、唐突な「口ひげ姿」だけとも言える石原氏。9月末といわれる内閣改造で生き残るのは極めて厳しそうだ。