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東京都の石原慎太郎知事(69)は31日までに、長野県知事選へ出馬表明した経営コンサルタントの市川周氏(50)について「彼は僕の政策ブレーンじゃない」と応援要請を拒否したのだ。市川氏の出馬で、“犬猿の仲”である石原氏と田中康夫前知事(46)の代理戦争が注目されたが、石原氏が市川氏に三くだり半を叩き付けた事情とは−。
石原氏の拒否発言は30日、都庁で行われた大道芸人のオーディション「ヘブンアーティスト制度」視察の席上で、飛び出した。報道陣から「市川氏が出馬したが」と問われ、「関係ない。関係ない。ありゃあ政策ブレーンじゃない。私の(一橋大の)後輩なだけ」と言い切った。
市川氏は29日の出馬会見で「石原氏は出馬を理解してくれると思う。応援してもらえればもちろんうれしいし、近日中に頼みたい」と応援を要請。石原ブランド頼みの選挙戦に期待を寄せていた。
2人は一橋大出身で30年近い親交があり、市川氏は石原氏が主宰する政策シンクタンク「一橋総合研究所」の理事を務める。「宣戦布告『NO』と言える日本経済」の共著もあり、市川氏は石原氏の政策ブレーンとされている。
一方、石原氏と田中前知事は同じ一橋大OBの作家ながら、犬猿の仲。石原氏が「気持ちが悪い。作家としての格が違う」といえば、田中氏が「彼はカワード(憶病)」と批判するなど、「天敵」の間柄で、市川氏の出馬は「石原vs田中」の代理戦争が勃発する、と注目を集めていた。
今回の石原発言について、永田町関係者は「長野知事選の情勢は、やはり田中前知事の前評判が高い。市川氏は苦戦が必至と伝えられており、石原氏もこうした流れを見ている。石原氏もあえて泥をかぶりたくないから、市川氏に距離を置いたのではないか」と話している。