現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
ニューヨークで腺ペスト発見 100年ぶり
2002.11.07
Web posted at: 14:43 JST
- CNN
ニューヨーク(CNN) かつて「黒死病」と呼ばれ中世ヨーロッパの人口を激減させたペストの症例が、約100年ぶりに米ニューヨークで発見された。ニューヨーク市保健局が6日、会見で発表した。
ニューヨーク市のフリーデン保健局長は会見で、米国南西部のニューメキシコ州から1日に同市を訪れた夫婦が、高熱やリンパ腺の腫れなど、腺ペストと疑わしい症状を発症し、マンハッタンの病院に入院したと発表。夫婦は隔離されており、妻(47)の容体は安定しているが、夫(53)は生命維持装置をつけられた重体という。
検査の結果、夫は腺ペストについて「仮陽性」と診断された。妻はこれから検査を受ける。夫の症状をペストと断定するには、あと2日ほどの観察期間が必要という。
フリードキン保健局長は、「ニューヨーク市で100年ぶりに腺ペストと思われる症例が発見されたが、患者2人はニューヨーク到着から48時間以内に発症したため、ニューメキシコ州で感染したものと思われる」と発表。さらに、腺ペストは「人間から人間には感染しない」と強調し、安全を強調した。
腺ペストは、ネズミから感染したノミを媒介に人間に感染するが、ノミにかまれない限り人間は感染しない。より症状の重い肺ペストは、感染したネズミやペット、野生動物などと接触したり、菌を吸い込んだ場合、感染する恐れがある。