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北朝鮮産マツタケから金属片や金属棒が相次いで見つかり、厚生労働省は全国の検疫所に対し、輸入時の検査に金属探知機を使うよう、初の通知を出した。同国産ハタハタからも鉛片が見つかるケースが報告されている。同省の担当者は「重さを水増しして値を上げるのが目的?」と首をかしげている。
北朝鮮産のマツタケからは98年、福岡市の料理店で針金が見つかった例などがあるが、今年は発見数が目立っている。厚労省などの調べでは、9月初めに広島市内の百貨店が販売した北朝鮮産マツタケ2本から、金属棒(長さ約6センチ、直径約5ミリ、重さ約5グラム)が見つかった。同月末から10月初めには、富山県内のスーパー2店で販売されたマツタケ2本からクギ状の金属2本(長さ約5センチ、直径3ミリ、重さ計4・4グラム)、針金状の金属4本が見つかった。
同省は10月10日、来年3月までの間、北朝鮮マツタケの輸入時には金属探知機で検査するよう、各検疫所に通知した。金属探知機による北朝鮮マツタケの検査は一部百貨店が“自衛策”を行っているが、国が検査を義務付けるのは初めて。
同25日には、小樽検疫所が輸入届け出のあったマツタケ約500キロを検査したところ、7本の柄の部分に鉄や鉛などの金属片(計約500グラム)が埋め込まれていた。厚労省の担当者の間では「重量の水増しが目的では」「輸送中に折れないための補強用か」などの憶測が飛んでいる。
北朝鮮産の食品では例年、ハタハタから金属が見つかっている。昨年11月から今年1月までのシーズンには、10〜20グラムの鉛片が複数見つかるなど計13件の違反があった。
厚労省食品保健部の南俊作・監視安全課長は「北朝鮮産食品から異物が見つかる例は以前から報告されているが、衛生上の問題が起きた例は聞いてない。ただ混入に気づかずに口にすると、けがをする危険もある」と注意を呼びかけている。 【須山勉】(毎日新聞)
[11月2日15時30分更新]