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遺伝子治療に波紋、「副作用で白血病の恐れ」――仏で報告
フランスで実施していた遺伝子治療で白血病の副作用が表れ、波紋が広がっている。米国に続き日本も同じ方法の治療を一時中止した。とりわけ日本はこの分野の実績が乏しく、安全性の研究などを海外の事例に依存している。再開に向けても欧米の動向を見ながらの対応が続きそうだ。
遺伝子治療はしばらく中止になるかもしれない――。9月上旬、遺伝子治療で幼児が白血病になったという情報が入り、国内の関係者は一様に動揺した。東北大学病院や北海道大学病院などが、フランスと同じ方法の遺伝子治療を始める矢先だったからだ。
フランスの遺伝子治療は、男性にしかないX染色体の遺伝子が変異し免疫を担うリンパ球が作れない難病を対象にした。ウイルスを運び役にし、血液細胞の元になる造血幹細胞へ正常な遺伝子を入れれば、治療につながる。ところがウイルスは、造血幹細胞を白血球に変える遺伝子に入り込んだ。これが引き金となり増殖を繰り返すがん遺伝子を刺激、白血球が異常に増えたとみられる。
[2002年10月28日/日本経済新聞 朝刊]
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ウイルスを運び屋として使っているんですか。そしてそいつが違うところに届けたと。。。。。