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県簡易調査でオニヒトデ異常発生を確認/座間味前島周辺
オニヒトデの効果的な駆除対策などを関係者が一体となって話し合う第2回オニヒトデ対策会議が19日、県庁会議室で開かれた。この中で、今月慶良間諸島を中心に実施した簡易調査手法によるオニヒトデ現況調査結果が報告され、座間味島南方と前島周辺で異常発生していることが確認された。会議では、簡易調査マニュアルを確立し、今後関係者に普及していくことを確認。さらに、現況調査を踏まえて、10月にも国の沖縄振興特別調整費4700万円で効果的な駆除を実施していくことを決めた。
オニヒトデ現況調査は、簡易調査手法を用いて今月初めから約1週間かけて、慶良間諸島海域の70地点を調査。50メートル四方について、海面から15分間目視してオニヒトデが何匹いるかを確認した。その結果、座間味島南の地点で異常発生ととらえられる20匹以上を確認したほか、要注意の4から9匹確認された地点が3カ所あった。また、前島西海岸付近では2地点で20匹以上が確認され、うち一つは185匹も集中していた。
会議では、渡嘉敷村や座間味村の担当者から、何度駆除しても2、3週間で元に戻っている状況が報告され、効果的な駆除方法を求める意見が挙がった。また、捕獲したオニヒトデの資源利用の可能性や、サンゴの保全には粘り強く駆除を継続していくことが必要との指摘があった。