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米ファーストフード大手のマクドナルドとバーガーキングは、両社のフライドポテトに発がん性の疑いがある化学物質が含まれている可能性がある事実を隠していたとして、環境保護団体CERTが5日までに、両社を相手取りロサンゼルスの裁判所に訴えを起こした。
訴状によるとCERTは、脂肪やでんぷんを多く含み、高温調理された食品は、発がん性の疑いがある物質アクリラミドの含有率が高いと主張。両社は危険化学物質について消費者に警告することを義務付けたカリフォルニア州の規則「プロポジション65」に違反したとして、アクリラミドに関する顧客への明確で適切な警告と、罰金の支払いを求めている。両社からのコメントは得られていない。
5日のマクドナルドの株価終値は0.27ドル(1.2%)安の21.97ドルと4営業日続落。年初からの下落率は17%。酒造大手の英ディアジオは7月、傘下のバーガーキングを米投資会社テキサス・パシフィック・グループが率いる投資グループに売却することで合意している。買収は年内に完了する予定。