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(回答先: 恐怖の西ナイルウイルス、米国で急拡大〜発症者1000人、死者100人の予測も〔ZAKZAK〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 8 月 26 日 15:17:32)
ジョージア州アトランタ――米疾病対策センター(CDC)は31日、8月初めに臓器移植を受けたジョージア、フロリダ両州のレシピエント計4人が、提供された臓器経由で西ナイルウイルスに感染した疑いがあることを明らかにした。うち1人が死亡した。
CDCはこれまで、西ナイルウイルス感染はすべて蚊による、としてきており、臓器移植による感染が確認されれば初めてのケースとなる。
4人はいずれも、8月初めに交通事故のため死亡したジョージア州の女性から、心臓、肝臓、腎臓を提供を受けたレシピエントだった。ジョージア州では今年、6人の西ナイルウイルス感染者が確認され、うち2人が死亡している。
当局者は「ドナーが西ナイルウイルスに感染していたかどうかはわからないが、レシピエント全員が、移植後に症状が出てきた」と話す。CDCの初期の検査結果ではこの症状は西ナイルウイルス感染によるもとみられるという。レシピエント4人の血液サンプルはコロラド州フォートコリンズにあるCDCの研究所に送られている。
死亡したレシピエントの死因は脳炎だった。CDCによると検査結果は「西ナイルウイルス感染または関連のウイルス感染と矛盾しないもの」だった。
CDCの広報担当は「CDCは、西ナイルウイルスが臓器提供によって感染が広がるのかどうか調べている」と話している。
CDCのジェームズ・ヒューズ博士によると、CDCはドナーの輸血に使われた献血の提供者や、治療に使われた可能性がある血液製剤のほか、感染していた恐れがある血液が他の患者に輸血されていないかどうかを調べている。
またCDCは、レシピエントの1人で、心臓の提供を受けたフロリダ州マイアミ内の男性(63)を調べる予定だ。31日に重体になり、同州当局は同日、移植手術時または輸血によって西ナイルウイルスに感染した疑いで調査していることを明らかにしていた。
マイアミ・デイド郡保健所によると、この男性はしばらく前から入院しており、蚊に刺されたとは考えにくいという。
フロリダ州で、西ナイルウイルス感染が確認されたのはこの男性が2人目。最初に確認されたのはサムター郡に住む71歳の患者だが、この患者はルイジアナ州を旅行していたときに感染したと考えられている。
現在、提供された臓器や献血に対し西ナイルウイルス感染を確認する連邦食品医薬品局(FDA)承認済みの検査はない。当局者は、「感染者と少しぐらい接触しても感染は広がらない」と強調している。
CDCによると、米国では今年、26州とワシントン特別区で計555人の西ナイルウイルス感染者が確認されている。うち28人が死亡し、米国では1999年にニューヨークで同ウイルスが初めて確認されて以来、最悪の状況だ。
西ナイルウイルスは、1937年にアフリカ中央部ウガンダで発見されたもので、ほ乳類には感染した鳥からイエカが媒介する。高熱や脳炎を発症し、アフリカやアジアなどで広くみられる。幼児や老人、免疫システムが弱っている人は注意が特に必要で、脳炎から死に至る場合もある。