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(岩手 7月2日 岩手日日)
大東・興田川で大量死したアユから冷水病菌を検出
砂鉄川漁協(鈴木昭二組合長)は、北上川産、中新田産、岩泉産、大槌産の稚アユ合わせて千六百キロを砂鉄川水系の各所に放流し、解禁に備えてきた。今年は河川ごとに産地別の稚アユを放流し、成長具合を調べた。
砂鉄川のアユ漁は、午前五時に解禁。大東町摺沢字流矢地内の流矢橋上流では約十人が釣りざおを並べた。泊まって解禁を待った川崎村の釣り人は「三時間で多い人が十匹、少ない人は二、三匹。天候も悪く、数も少ない。死んだアユが流れてきている。まだ、影響が残っているのか」とガッカリした表情だった。
アユ大量死が発生した興田川では、釣り人の姿がほとんどなく、解禁日とは思えない状況。種アユ販売所では「おとりアユの半分が残っている」と話している。ほかの水系では大漁の釣り人もおり、ばらつきが目立った。
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大東町の興田川で大量死したアユについて県内水面水産技術センター(松尾村)が検査した結果、冷水病菌が検出された。
砂鉄川漁協は一日、薬学的な検査をするため、北里大学水産部(三陸町)の関係者に死亡したアユ、生きているアユを提供し、化学成分の解析にも乗り出した。
鈴木組合長は「興田川には二百十キロ、約三万匹を放流した。冷水病の発症率は二%とされ、このように壊滅的にアユが死ぬのは考えられない。アユ放流に一千万円も投じており、因果関係をはっきりさせたい」と話している。