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2002年06月29日(土)付[朝日]
ポテトチップも発がん可能性? WHOが緊急会合
原因物質、厚労省も研究へ
【ジュネーブ28日=荒田茂夫】フライドポテトやポテトチップなどに、多量に
摂取すると発がんの可能性がある物質が含まれていることがわかり、このほど
ジュネーブで世界保健機関(WHO)などが主催する緊急の専門家会合が開かれ
た。今後、同物質の人体への影響について調査、研究を進めることを決めた。
この物質は、アクリルアミドと呼ばれ、ジャガイモのようなでんぷん質の多い食
物を油であげた場合などに発生する。
アクリルアミドの存在は以前から知られていたが、スウェーデンなどでの研究
で、ポテトチップ、フライドポテト、クッキー、コーンフレーク類といった食品
から、調理方法によっては、かなり高濃度のアクリルアミドが検出された。 ア
クリルアミドが人体に与える影響はまだ解明されていないが、多量、継続的に摂
取した場合、がんにかかる危険性があると多くの専門家はみる。
◇
厚生労働省は食品中のアクリルアミドについて、日本国内の各種食品に含まれて
いる量や毒性評価についての研究班を設置することを検討している。今回のWH
O専門家会合には、国立医薬品食品衛生研究所の研究者を派遣した。