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(青森6月28日東奥日報 ) 核燃料貯蔵プール漏水場所を特定
六ケ所村の使用済み核燃料貯蔵プールの漏水個所特定調査を進めていた日本原燃は二十八日、〇・一ミリ程度の微細な穴状の傷が複数見つかっていた、プール内張りの溶接線付近を漏水場所と特定した。二十七日夕方から二十八日午前まで行った精密検査の結果、いくつかの穴が内張りを貫通していることが分かった。原燃は今後、漏水につながった穴の位置の特定などのため引き続き調査を進めるが、貫通の原因が判明するのは八月中旬以降とみている。
傷は長さが約四十五センチで、プール底面からの高さが約五十センチの位置にある横方向の溶接線に沿う形で、微細な穴状のものが列状に複数並んでいるのが見つかっていた。原燃はこの傷から漏水していた可能性があるとみて、透過性の高いヘリウムガスをプール本体のコンクリート壁と内張りの間のすき間に通す検査を実施。この結果、傷からガスが漏れ出ていることを確認した。
原燃が社内の判定会議で検討した結果、穴状の傷が複数見つかったこと、ガスが傷を通過したこと−などから、複数の穴状の傷のうちのいくつかが内張りを貫通し、ここから漏水していたと断定した。原燃は七月上旬までに、内張りの他の部分に同様の傷がないか調べる。その後、傷があった溶接線を含む内張りを切断して取り出し、茨城県にある専門の調査会社に委託して穴が開いた原因などを詳細に調査する。