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『サイバーX AIDSの虚像と真実』について 投稿者 佐藤雅彦 日時 2002 年 5 月 05 日 01:13:57:

(回答先: Re: 2ちゃんねる生物版でAIDS=HIV感染説への疑問が 投稿者 見て来ました。 日時 2002 年 5 月 04 日 16:24:14)

『サイバーX AIDSの虚像と真実』は、翻訳と記事執筆を含めてほとんど丸ごと
私が作った本(ムック)ですが、阿修羅サイトで宣伝するのも気が引けたので、
特に発言せずにおりました。しかし、2ちゃんねるの生物板をざっと読み、まったく
議論になっていないことに絶望しておりましたら、下記のような発言が阿修羅サイト
に投稿されていて、あまりにも腹立たしいので、ちょっと発言させていただきます。


私が憤慨した書き込み(↓)
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http://asyura.com/2002/health1/msg/175.html
HL1 175 2002/5/04 16:24:14
投稿者: 見て来ました。
e-mail:
題 名: Re: 2ちゃんねる生物版でAIDS=HIV感染説への疑問が

裏にドロドロしたものがありそうですね。

764 :名無しゲノムのクローンさん :02/05/04 13:46
専門家ではないんですが、恐い話を耳に入れたので、ちょこっと書かせて下さい。
先日あるサイトで、工学社から出た、「AIDSの虚像と真実」という本が紹介され、
コッホさんの言われている様な事が書かれてある事に驚き、取り寄せて読み、
考え込んでおりました。
で、あるエイズ予防のアクティビストに相談して聞いたのですが、
これらの説を唱えている、一見科学的にも聞こえるHIV=AIDS懐疑説のバックボーンには、
ある政治的な陰謀が隠れているらしいです。
かれらは、一見疑問を投げかけるふりをしながら、予防策へのおこたりを進め、
HIV感染者を少しでも、増やす事を目的に活動しているのだそうです。
詳しくは聞けれませんでしたし、それを証明するソースを求められても何も出せませんが、
デンパな事を軽はずみに言う人では、ありませんでしたので、眉唾では無いと思います。
ただ、そういう組織的陰謀が、可能性としてあるという事を前提に、
踊らされることが無いように、慎重に議論をおすすめ下さい。
コッホさんが工作員であるとは言いませんが、そういった目的の組織の垂れ流す情報に
踊らされている可能性も考慮に入れながら、検索していただければと存じます。

参考投稿番号: http://asyura.com/2002/health1/msg/170.html
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 あのムックにも書きましたが、私が「HIV=AIDSの単一特定病因説」に決定的な疑問を
持ったきっかけは89年にワシントンポスト紙で「AIDS患者の死因の8割は栄養障害」と
いう衝撃的な記事を見つけたことでした。それで栄養とAIDSの関わりについて調べだし、
すでに86年、「HIVはAIDSの原因ではない」というピーター・デューズバーグの強力な
対抗学説が出ていたことを知り、これを追跡し、ウイルス学の最先端では「HIV=AIDS
単一特定病因説」への懐疑論がかなりの勢いで広まっていることを知ったのでした。


 米国では、この栄養面の問題点が90年代に入って真剣に検討され、AIDS患者のトータル
ケアにも当然、栄養状態の改善プログラムが組み込まれるようになりました。90年代半ば
に患者の治療成績はかなり大幅に伸びたわけですが、それは医者や製薬会社が自慢げに
吹聴してきた抗ウイルス剤“混合投与(カクテル)療法”の導入だけの“手柄”と見なす
のは適切ではないでしょう。むしろ栄養面や心理面なども含めたトータルケアの勝利と言える
のです。

 ムックではHIV感染症/AIDSにおける栄養問題の英文記事リストを示しました。90年代
の栄養面のケアに対する認識の進展はそれを見れば一目瞭然です。では日本はどうでしょう?
これもまたムックで述べたように、AZT製造メーカーに資金を頼りに行なわれてきた日本
エイズ学会では、まさにスポンサーの宣伝のような抗ウイルス剤関係の発表ばかりが行なわ
れてきました。栄養面でのケアについての研究報告は、まったく皆無に近いのです。

 「HIV=AIDS単一特定病因」仮説に対する懐疑論についても、まさに神話のように崇拝され
ている現行の病因論の不十分点を的確に批判できているし、オーストラリアの医師たちが提唱
している細胞障害仮説のほうが、HIVだけに原因を求める現行の病因論よりも科学的な説得力が
あります。

 私は“Free Thinker”でありたいと思います。どういう定説でも、合理的・系統的な懐疑
の篩[ふるい]に掛けて、教条[ドグマ]への妄信に陥らない態度で自分を律したいと思います。
そういうわけで、他人に「HIV=AIDS単一特定病因説」を押しつけたり、逆に、「信じるな」
という態度を押しつける気はありません。ただ、自分の頭で考えて欲しいし、そのための材料
は提供したいと思います。なにしろ89年当時「エイズ患者の死因の8割は栄養不全だ」という
重大なレポートが出ていたのに、日本では誰も――マスコミはおろか産官医学複合体の専門家
たちも――それを伝えなかったし、その後の展開についてもほとんど伝えられてこなかった。
「HIV=AIDS単一特定病因説」という仮説自体が成立の背景からまことにイカガわしいもので
その科学的論拠が年々崩れ続けてきたことも、86年にこの主流仮説を突き崩す対抗理論が現われ
年々これを支持する科学者が増えてきた(といっても全体からみれば微々たるものですが)事実
も、日本のマスコミや産官医学複合体は無視し続けてきた。この重大な情報ギャップは埋めて
おかねばならない、と考えたわけです。

 私の著作『現代医学の大逆説』の冒頭にも書いたことですが、自分の健康には自分が責任
を持つべきです。ですからHIV感染症とかAIDSについて不安のある人は、まず自分で調べたり
学んだりすべきです。そのための材料は、今の世の中、簡単に手にはいるのですから。

 なお、10年前に『週刊ポスト』がデューズバーグ博士の対抗理論を引用するかたちで、
「いくら乱暴な性交渉を続けてもAIDSになる心配はない」という趣旨の“乱交翼賛ひらき
なおり”みたいな記事を載せましたが、これこそミスリーディングというべきで、乱交は
性行為感染症の罹患リスクを高め、免疫系に負荷をかけ、やっかいな免疫疾患の危険性を
高めるわけですから、そういう考え方は間違っていると思います。

ところで下記の記述ですが……
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
で、あるエイズ予防のアクティビストに相談して聞いたのですが、
これらの説を唱えている、一見科学的にも聞こえるHIV=AIDS懐疑説の
バックボーンには、ある政治的な陰謀が隠れているらしいです。
かれらは、一見疑問を投げかけるふりをしながら、予防策へのおこたりを進め、
HIV感染者を少しでも、増やす事を目的に活動しているのだそうです。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

 これこそ荒唐無稽な陰謀説でしょうな。「エイズ予防のアクティビズム」の新興宗教的な
ドグマ崇拝と、コンドーム屋の宣伝拡販部隊のような“活躍”ぶりには十年以上前から
呆れてきましたが、もうちょっと合理的に思考する態度を身につけないと、アクティビズム
そのものが性行為感染症の蔓延を助長する“お祭り騒ぎ”になってしまうぞ、と言っておき
ましょう。

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