04/16 15:08 温暖化で花粉症が悪化? 花粉の生産量が増加 外信79
【ワシントン16日共同】大気中の二酸化炭素(C〓)の濃度が
高くなると、植物の花粉の生産量が増加、花粉症などのアレルギー
に悩む患者も急増する可能性があるとの実験結果を、米ハーバード
大医学部のポール・エプシュタイン講師らのグループが十六日まで
にまとめた。
同講師は「地球温暖化とアレルギー疾患の関連はこれまでほとん
ど調べられていなかったが、温暖化は、花粉症やアレルギー反応に
よる呼吸器疾患の患者を増加させることになりそうだ」と警告して
いる。
研究グループは、C〓濃度を現在の大気中と同レベルの三五○p
pmに保った温室と、二倍の七○○ppmにした温室で、花粉症の
原因となるブタクサを八十四日間栽培。花の盛りの時期につくられ
た花粉の量などを調べた。
☆Oの横に小文字の2
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花粉の直径などに変化はなかったが、花粉の生産量は、C〓濃度
を二倍にした温室の方が61%も多かった。
グループによると、大気中のC〓濃度が高くなると、松などの樹
木の実や種の量が多くなることも報告されており、高濃度のC〓は
、植物の繁殖機能を盛んにする可能性があるという。
(了) 020416 1508
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[2002-04-16-15:08]