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(回答先: ソフトバンク、前期営業損益239億円の赤字に転落(ラジオたんぱ) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 5 月 10 日 17:39:36)
ソフトバンクは10日、2002年3月期連結決算を発表した。ブロードバンド(高速大容量)回線を使ったインターネット接続サービス「ヤフーBB」への投資がかさんだことなどから、経常利益は333億円の赤字、税引き後利益も887億円の赤字に転落した。同社の税引き後赤字は1994年の株式上場以来初めてだ。売上高は前期比2・1%増の4053億円を確保したが、本業のもうけを示す営業利益では239億円の赤字となっている。
同社は海外のIT(情報技術)関連企業などへの投資による株式含み益を経営基盤としてきた。しかし、世界的なIT不況の直撃を受け、株式評価損が海外投資分を中心に計1184億円発生した。本体で保有していたデジタル衛星放送「スカイパーフェクト・コミュニケーションズ」株をすべて売却したほか、米ヤフーの発行済み株式数の3%分も400億円で手放したが埋めきれず、866億円に上る特別損失が発生した。
これらの結果、9日現在の株式含み益は5850億円と、1年前に比べてほぼ半減した。
過去の社債発行などによる有利子負債は昨年9月時点と比べ1200億円以上減っているが、3月末時点で、なお3650億円残っている。
一方、新たな収益の柱にしようとしているブロードバンド関連事業は、高速通信回線などに875億円を投じたのに対し、昨年9月のサービス開始以来、加入手続きの遅れなどから加入者は約50万人にとどまり、この部門の営業利益は180億円の赤字となった。
会見した孫正義社長は「(事業の見通しについての)世の中の評価には時間的な差がある」と、事業の成功に自信を示し、「2002年度下期にはいずれかの月に単月黒字を達成し、2003年度には単年度黒字を目指す」と述べた。
しかし、ブロードバンド事業には通信会社などが続々参入し、ヤフーBBの優位性は薄れつつある。業界内には「このままでは競争に勝ち残れない」という見方もあり、今後ブロードバンド関連事業が現金収入の得られる新たな収益源として確保できるかどうかがカギとなりそうだ。
(5月10日21:46)