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内閣府が10日発表した4月の東京都内の消費動向調査によると、今後半年間の消費者の購買意欲を示す消費者態度指数(原数値)は前月比0.3ポイント上昇の42.6となり、2カ月連続で前月を上回った。内閣府は消費者心理について「厳しい状況から変化しつつある」と判断しているが、雇用・所得環境が依然厳しいため今後の動向を慎重に見守る必要があるとの見方だ。
項目別に見ると、5項目のうち「暮らし向き」と「収入の増え方」、「雇用環境」の3項目で前月を上回った。内閣府は背景として「景気判断の相次ぐ上方修正報道が影響した可能性がある」とみており、特に「収入の増え方」に関しては「所定外労働時間の増加で、一部の消費者が改善の実感を持った可能性がある」と指摘している。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20020510CIII123010.html