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日本銀行が10日発表した4月のマネーサプライ速報によると、普通・当座預金を中心とする預金通貨の平均残高が前年同月比38.2%増の268兆円と、過去最高の伸びを示した。定期預金などの準通貨は同12.8%減の320兆6千億円と、逆に過去最大の下げ率となった。4月のペイオフ解禁と最近の低金利で定期預金離れが進み、当面はペイオフ対象外の普通預金に資金が移動した。
特に、企業や自治体などの大口預金者が利用する譲渡性預金(CD)は同37.7%減と大幅減だった。全体の通貨供給量の代表指標である「M2+CD」(現金、預金、譲渡性預金の合計)の平均残高は671兆2000億円で同3.6%増。
(11:00)