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日本生命保険は8日、2002年3月期決算で、資産価格の急減などに備える準備金と基金(株式会社の資本金に相当)償却準備金を合計約2000億円積み増すほか、8月をめどに基金を新たに1500億円調達、合わせて自己資本を約3500億円増強する方針を固めた。
基金は証券化の手法を使って小口に分け、個人投資家も含めて公募する。相互会社のままで、株式会社のように柔軟な資金調達ができるよう工夫する。
生保各社は株価下落などにより、運用成績が契約者に約束した予定利率を下回る逆ざや状態に陥るなど、厳しい経営環境に置かれている。
業界首位の日生は「こうした状況下でも揺るがない盤石の経営基盤を築く」目的で、02年3月期から5年かけて、内部留保である準備金と基金を現在の2兆円から3兆円に増やしていく計画で、今回の資本増強もその一環。
日生のほか、第一生命保険も8月をめどに基金を800億円、準備金も少なくとも数百億円以上増やし、自己資本を拡充する方針。