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厚生労働省が30日発表した2001年度の毎月勤労統計調査(速報)によると、所定外労働時間は月平均で9.3時間と前年度に比べ5.6%減り、3年ぶりにマイナスに転じた。景気動向を反映する製造業の所定外労働時間も10.7%減。情報技術(IT)関連の在庫調整などで残業時間が大幅に短くなった。
月平均の現金給与総額は前年度に比べ1.6%減。残業時間の減少で所定外給与が5.9%減ったのに加え、ボーナスなどの特別給与も減少した。物価動向を加味した実質賃金は0.3%減と2年ぶりに減った。
3月の製造業の所定外労働時間は前年同月比9.5%減ったものの、季節調整値は前月比0.5%増と3カ月連続で増えた。従業員30人以上の製造業は前月比1.3%増え、生産の下げ止まりにより持ち直す兆しがうかがえる。