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国連貿易開発会議(UNCTAD)は29日、02年版の年次報告を発表、 開発途上国が成長目標を達成するためには、日米欧の3極が足並みをそ ろえた景気刺激策を取り、世界経済の回復に勢いをつける必要があると 指摘。「米国頼り」の現状が続くと、バランスのとれた世界経済の成長が見 込めないとし、不況が続く日本などへの懸念を表明した。
日本について、「円安が輸出主導の景気回復をもたらすことを期待して いる」と分析。しかし本格的な回復のためには、個人消費を伸ばすことが 必要であり、金融政策だけでは回復は達成できない、としている。
一方で、物価、賃金、企業収益が下落する悪循環に陥っており、財政出 動もままならないことから、結局、デフレの環境下であまり発動の余地のな い金融政策に大きく頼らざるを得ない、とも指摘、日本の政策が手詰まり 状態にあることを示唆した。(18:54)