総務省が26日発表した労働力調査によると、2001年度平均の完全失業率は前年度の4・7%から0・5ポイント悪化して5・2%と、年度では1953年の調査開始以来最悪となった。完全失業者数も29万人増の348万人と最多だった。
失業率は男女別でみても男性は5・3%、女性は4・9%と、いずれも前年度から0・4ポイント上昇し過去最悪となった。
3月の完全失業率(季節調整値)は5・2%と、前月の5・3%から0・1ポイント改善した。男女別では男性が5・3%、女性が5・1%。完全失業者数は前年同月比36万人増の379万人だった。
一方、厚生労働省が発表した3月の有効求人倍率(季節調整値)は前月の0・50倍から0・01ポイント改善して0・51倍となった。有効求人倍率の改善は15カ月ぶり。
0・51倍は最近では昨年12月、今年1月と同水準。2001年度平均の有効求人倍率は0・56倍だった。