塩川正十郎財務相は23日朝の閣議で、 19−20日に米ワシントンで開催された7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)について報告した。竹中平蔵・経済財政政策担当相が同日の閣議後会見で明らかにしたところによると、財務相は、原油・石油の動向について慎重な見方をしながらも悲観的になる必要はないという印象を持った、などと説明した。
財務相はこのほか、1)オニール米財務長官から米経済にはいくつか問題はあるかもしれないが総じて良いとの発言があった、2)日本の構造改革の具体化がどうなるのかに高い関心が示された−−ことなどを報告。不良債権処理問題についても強い期待の表明があったという。