(回答先: Re: 小泉首相、S&Pの格下げに反論を展開[新潟20日ロイター] 投稿者 jir@01.246.ne.jp じですううう 日時 2002 年 4 月 21 日 21:27:37)
旧日本銀行法では、銀行券発行高に見合う優良資産を日本銀行が保有することを義務付けた「発行保証制度」と、銀行券の発行高の上限をコントロールすることを目的とした「最高発行額制限制度」が設けられていましたが、これらは平成 9(1997)年に成立した新日本銀行法の下で廃止されました。
これは、管理通貨制度の下では、銀行券の価値の安定は日本銀行の保有する資産から直接導かれるものではなく、むしろ日本銀行の金融政策の適切な遂行によって確保されるべきものであること、また、銀行券の発行高は経済取引の繁閑に伴って増減するものであり、最高発行額も銀行券の現実の発行高に追随して変更されてきた経緯を踏まえれば、最高発行額制限制度の意義は希薄になっていること、等の考え方によるものです。