国際通貨基金(IMF)の国際通貨金融委員会(IMFC)は20日、共同声明を採択し、討議を終えた。同委員会では、先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)がアルゼンチン経済危機に深刻な懸念を表明したのを受け、同国のレメス経済財政相を招いて意見交換するなど、アルゼンチン問題を緊急討議した。
各国はレメス経財相に対し、中央・州政府の財政赤字問題をただしたほか、社会混乱を招いている破産法の運用改善などを求めた。アルゼンチンに関して共同声明では、銀行業務の無期限停止を決めたことから、同国に対しIMF融資の再開条件となる「持続可能な経済計画」を早急に策定するよう促した。