中小企業の資金繰りが厳しさを増しています。今年1−3月期の調査では、中小企業の3分の1が資金繰りが悪化したと答えています。
日本商工会議所が中小企業を調査したところ、資金繰りが悪化したと答えた企業が全体の37.7%となりました。これは前回調査より5.7ポイント悪化し、資金繰りは3四半期連続で悪化しています。
景気の低迷で経営が悪化している上に、金融機関が貸し渋りの姿勢を強めていることが中小企業の資金繰りを一層厳しいものにしています。
こうした貸し渋りによって、「経営が既に限界に達している」「いずれ影響が出る」との回答が合わせて7割を超えていて、中小企業の経営が追いつめられている実態を浮き彫りにしています。(19日 14:49)