先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)などに出席のため、ワシントン入りした速水優日銀総裁は19日午後(日本時間20日未明)、グリーンスパン米連邦準備制度理事会(FRB)議長と会談、日米両国の経済動向について意見交換した。
速水総裁は席上、今年2月末に追加的な量的緩和に踏み切り、4月1日のペイオフ(預金の払戻保証額を元本1千万円とその利子までとする措置)解禁を混乱なく迎えたことなどを説明したとみられる。さらに、今後も潤沢な資金供給を続け、日本の金融システム安定に努めると強調したもようだ。
速水総裁はこの後、イングランド銀行(英中央銀行)のジョージ総裁とも会談した。