みずほホールディングスは18日、口座振替の遅れについて、今月上旬から積み残していた未処理分を同日中にすべて処理したと発表した。18日の処理分も同日中に処理を終える見通しとしており、半月以上も続いた口座振替の遅延は、とりあえず解消にこぎつけた。
ただ、データの不備など、システムとは別の原因で振替できないケースが一部にあるほか、取引先から預かった振替データの返還も終わっておらず、完全な正常化は5月上旬となる見通しとしている。
口座振替の未処理件数は、今月5日に250万件にのぼっていたが、その後の処理作業で、17日夕には約13万件となっていた。さらに、18日に行った作業で、個人の口座から公共料金やクレジットカードの代金を引き落とす作業は修了した。
ただ、この代金などを企業など取引先の口座に入金する作業を終えるまでには、あと数日かかるという。
みずほホールディングスは「新たな障害は発生していない」(広報部)としており、この後も順調にシステムが稼働すれば、5月上旬に「復旧宣言」を出し、一方で、社内処分などを発表したい考えだ。
(4月18日21:07)