東京電力は16日、みずほ銀行のシステム障害に伴い、15日時点で約52億円の電気料金がみずほから入金されていないことを明らかにした。損害賠償の請求も視野に入れ、みずほ側と今後の対応策を協議していく。
東電によると、15日時点で1日から11日に検針した約136億円の電気料金の口座引き落としが終わり、東電に入金される予定だった。だが、実際にみずほから入金されているのは約84億円で、差し引き約52億円が未入金となっている。
検針から2日後に、みずほから届くはずの口座振り替え結果の通知も大幅に遅れており、現時点で届いているのは1日と2日分の合計約11万4000件。3日から11日までの61万1000件についてはまだ通知が到着していない。