塩川正十郎財務層は15日午後、三重県での「税の対話集会」(地方公聴会)出席後の記者会見で、納税者番号制の導入について「希望としてはできるだけ早く推進したい」と述べ、制度導入に意欲的な姿勢を示した。財務相は今後、個人の財産として金融資産が占めるウエートが高まってくることに伴い、その正確な補足の重要性が増してくると強調。そのためには「背番号制のようなものを導入する方が公正が期せるのではないかと思う」との認識を示した。ただ「日常活動の活性化との関係がどうなるのかということも考えなければいけない」とも語り、個人のプライバシー保護への配慮など慎重な取り扱いが必要な問題があることも指摘した。