福田官房長官は、システム障害を起こしたみずほ銀行について、日本の金融機関に対する信頼を著しく損ねた、との認識を示した。
午前の会見で述べたもの。
みずほ銀行が、システム上の障害が起こる可能性を予測しながら営業開始に踏み切ったという一部報道について、官房長官は、「金融庁はそういうことはないとの報告を受けていた。実際、そういうことがおこるかもしれないという中で営業したのであれば、相当な責任があるのではないか」と述べた。
その上で、官房長官はみずほ銀の経営者責任について、「実態が金融庁によってもうすぐ報告されると思う。みずほグループの監督上の結果責任が生じるかは程度の問題だ。しかし、極めて大きな事態であり、日本の金融機関に対する信頼を著しく損ねたことは間違いない」と述べた。