消費者の家計支出は依然自粛傾向にあり、パソコンや携帯電話など「情報技術(IT)関連支出を増やしたい」と思う人の割合が今年は12・2%と、昨年19・8%で全消費項目中トップを占めたのに比べ減少していることが、電話調査会社の消費動向調査で13日、分かった。
調査によると、今後の家計支出について「必要な物だけに支出する」人が51・2%と過半数。「今は欲しい物も我慢する」(29・5%)、「できるだけ貯金する」(10・0%)と合わせ90%以上が引き締め型の消費姿勢。「欲しい物には支出する」との回答はわずか9・1%。
今年支出を増やしたい項目は「旅行など趣味・娯楽」が最も多く37・6%。「介護や健康関連」が18・2%で続き、携帯電話の普及一巡もあり、IT関連は第3位。逆に今年支出を減らしたい項目も「趣味・娯楽」が22・4%でトップ。次いで「服装やおしゃれ」(18・8%)の順。
(04/13 14:46)