東京都内と神奈川、埼玉県内の郵便局で今年2月、切手やはがきの自動販売機から偽の千円札が計128枚見つかり、郵政事業庁は11日までに、全国約3500台の同種の自販機で、休業日の紙幣受け入れを中止した。また、東京と埼玉、千葉、神奈川、山梨の1都4県では、平日も含め紙幣の受け入れを全面的に中止した。警視庁などが通貨偽造・同行使の疑いで捜査している。
偽札は今年2月9日から11日までの3連休中、東京都東村山市や国立市、埼玉県所沢市、神奈川県相模原市など約20の郵便局で、職員が売り上げを点検した際に相次いで見つかった。郵政事業庁などによると、これらはカラーコピーで作ったとみられ、すぐに偽札と判別できるものだったという。