投資信託協会が11日発表した3月の投資信託概況によると、MMFの資金流出額が8762億円と5カ月連続の出超になった。決算期末に合わせた解約などで法人の比率が下がった。
MMFの純資産は6兆円と2000年5月のピーク時(約21兆8900億円)から7割減った。ピーク時に約8割を占めた法人比率は3月末で50%強に低下。中国ファンドも急減、MMFを除く公社債投信の資金流出額は1兆円近い。
株式投信の資金流出入は1740億円の入超だが、株価指数連動型上場投信(ETF)の追加設定分(2354億円)を除く実質ベースでは3カ月連続の出超だった。