香港の捜査当局は6日、3700億ドル(約50兆円)相当の偽米国債や8800万ドル(約118億円)相当の偽米ドル札を所持していたとして、日本人2人を含む4人を起訴した。起訴された日本人はナカモリ・シンリ被告(44)とモモハラ・マサヒデ被告(47)。
当局によると、日本人らは今月3日、香港のホテルで額面5億ドルの偽国債740枚と古い1ドル札の額面を100万ドルと書き換えた偽札88枚を所持していたのが見つかり、現行犯逮捕された。ほかに米国など外国籍の3人と中国人、香港人1人ずつが逮捕された。
香港紙によると、被告らは「友人から預かったもの。偽物だとは知らなかった」などと供述。また、被告の一人は中国広東省広州市のグループと取引する計画だったと話しているという。