【ニューヨーク7日共同】米大手企業200社の経営トップの2001年度の平均年収は、前年度比8%減の約1552万ドル(約20億4200万円)となったことが分かった。7日付の米紙ニューヨーク・タイムズが米コンサルタント会社の調査として伝えた。年収は給料とボーナスにストックオプション(自社株購入権)などを加えたもの。200社のうち一番巨額だったのが、米通信機器大手シスコシステムズのジョン・チェンバース最高経営責任者(CEO)で、前年度比32%増の約1億5431万ドルに上った。
このほかの著名企業では、金融持ち株会社最大手シティグループのサンフォード・ワイルCEOが同92%減の約3947万ドル、米航空・宇宙最大手ボーイングのフィル・コンディットCEOが同78%減の約404万ドル、マイクロソフトのスティーブ・バルマーCEOが同6%増の約67万ドルなど。業種別では、金融関連企業トップの落ち込みが目立ち、平均では同76%減の約2150万ドルとなった。