(回答先: 福間年勝氏と春英彦氏を新日銀審議委員に任命=内閣[東京5日ロイター] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 05 日 17:43:40)
日銀の春英彦・新審議委員は、金融政策についての3月末以降の速水総裁の発言に概ね共感をもっている、と述べた。
審議委員就任の記者会見で述べたもの。
電力業界出身の春・新日銀審議委員は、景気の現状について、「電力需要からみると、非常に厳しい状況が続いている」とする一方、「日銀短観や政府報告のからみると、底入れの兆しが見えてきたということであるし、私なりにデータをみると、そういういい材料が出てきている。厳しい状況が続いているなかでも、若干明るい兆しが見えてきた状況ではないか」と述べた。
また、春審議委員は、日銀の金融政策について、今後いろいろ勉強していく、としたうえで、「量的緩和策によって、相当な効果が得られたとみている」と述べ、「3月末以降の速水日銀総裁の発言などについては、概ね共感を持って読んだ」と語った。
このほか、インフレ・ターゲットに関しても勉強課題だ、としたうえで、「物価上昇率が相当長い期間マイナスで、経済もマイナスの状況が続いているのは、非常に望ましくない状況である」としたうえで、「プラスのマイルドな物価上昇率が望ましい」との考えを示した。
日銀による外債購入に関しては、「何を狙うかについては理解できるが、副作用もある。現時点では、(意見を)言いかねる」と語った。