みずほ銀行のシステム障害は、5日午前8時現在も完全復旧には至らず、公共料金の自動振替の処理などが遅れている。このため持ち株会社の「みずほホールディングス」は詳細な状況把握と早急な対策指示のための緊急対策本部(本部長・前田晃伸社長)を設置する準備を進めている。
同社によると、1日に予定していた約300万件の自動振替のうち、数千件の処理が2日以降にずれ込んだ。この影響で、2日以降の振替分についても遅れが出ている。
一方、1日に発生したATM(現金自動預入払出機)の障害は、同銀行の各店舗設置分はすでに復旧したが、コンビニエンスストアに設置しているATMを使ったカード振り込みは、7日まで復旧が遅れる見通しだ。
(08:45)