カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは2日、3月の既存店売上高が前年同月比32.9%減だったと発表した。集計開始以来最大の落ち込みを記録した2月(36.0%減)より改善したが、3カ月連続で30%を超すマイナスとなった。
既存店売上高の減少は昨年10月以降6カ月連続。新デザインのジーンズやスポーツ着などの販売を強化したが、盛り返せなかった。2001年3月が42.6%増、2000年3月が84.7%増と大幅に伸び続けた反動も大きい。販売単価はソックス、トランクスなど低価格商品の売上比率上昇もあり8.4%下落した。通信販売を含む全店売上高は22.0%減だった。