竹中経済財政担当相は、2003年度以降の財政規律について、「改革と展望」の中で明示しているとし、歳出キャップが基本である、と述べた。
閣議後の会見で述べたもの。
竹中経済財政担当相は、2003年度以降の財政規律について、「基本原則は”改革と展望”のなかで明示している。2003年度以降は政府の歳出をGDP比でみて増加させないという、いわゆる、ゆるやかな歳出キャップをはめて、財政規律を保っていくということを閣議決定している」と述べた。
また、金融システムの強化という点に関して、「特別検査の結果を受けて、経済財政諮問会議で議論するが、そこでの議論が重要である」と述べたほか、「モニタリングシステムの見直しもしくは、政府の金融機関への関与のあり方について議論を深める必要がある。公的資金というのは関与の特殊なひとつの形態である」との考えを示した。