郵政事業庁は1日、2001年度末の郵便貯金残高が前年度末に比べ、10兆4539億円(4・2%)減って239兆4797億円になったと発表した。2年連続の減少だ。10年前のバブル経済期に預けられた高利の定額貯金(10年満期)が43兆2279億円減少したことが主因と見られる。
また、預け入れ限度額がなく、民間金融機関の当座預金にあたる郵便振替口座の残高は前年度末比40・9%増の1兆8313億円となり、ペイオフ(破たん金融機関の預金払い戻し保証額を元本1000万円とその利息に限る措置)の凍結解除を控えて、資金が集まったことを示した。
(4月1日22:40)