外務省の入省式が1日、東京・芝公園の同省仮庁舎講堂で行われ、真新しいスーツ姿の新入職員94人が辞令を受けた。
川口外相はあいさつで、「外務省が国益を適切に反映させている組織かどうか。必ずしもそうなっていないという問題意識が改革をすることにつながっている。国益が何かをきちんと考えないといけない。大変難しいが、正しく判断できるよう勉強と経験を積んで欲しい」と激励した。
式では、キャリア組とノンキャリア組の新入職員が違う場所に分かれて座っていた従来の方式を改め、すべての職員が五十音順で着席した。外相の強い意向を受けたもので、「入省時から職員同士の壁を作らないようにという方針だ」(人事課)としている。