金融機関が破たんした際に預金の払戻保証額が限定されるペイオフ制度が1日、スタートした。都内の金融機関の支店などでは、預金者の間に混乱はなく「通常通りの平穏な様子」(都銀関係者)で解禁初日を迎えている。
都銀各行などは「ペイオフは破たん時の制度で、健全な銀行の日常業務には直接関係はない」として、窓口での特別な表示はしていない。預金者から質問があった場合に、制度の説明をすることにしている。
ペイオフ解禁が1年遅れる普通預金は、東京三菱銀行やUFJ銀行などが1日から金利を史上最低の年0・001%に引き下げ、「超低金利」が一段と進んだ。