サイクリングコースなどレクリエーション施設を運営する財団法人「群馬サイクルスポーツセンター」(群馬県新治村、田中孝司会長)は30日までに、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。
東京商工リサーチ前橋支店によると、負債総額は約17億8000万円で、財団法人による同法適用申請は全国初という。
同支店などによると、サイクルスポーツセンターの施設は、ピーク時には年間約15万人だった利用客が7万−8万人に減少。人件費削減や入場料引き下げで立て直しに努めたが、未払いの施設建設費や国有林の使用代金など累積債務の返済が困難になった。
センターの施設は、日本自転車振興会や地元自治体の補助金など約22億円で1983年に建設された。約23ヘクタールの敷地には、サイクリングコースやミニカーのコースなどがある。