日本と欧州連合(EU)、韓国が共同で、主要鉄鋼製品の緊急輸入制限(セーフガード)を発動した米国との協議を、4月11日にジュネーブで行うことが28日決まった。
米国の措置が世界貿易機関(WTO)協定違反に当たるとして、日本などが提訴したことを受けた紛争処理手続きの第一歩。セーフガードの撤回を求めて三者が「共同戦線」を張る。
政府は当初、日米2国間で2日間の協議を予定していたが、EU、韓国との連携を重視し、日程も短縮した。
60日間の協議が決裂した場合、日本などはWTOに紛争処理小委員会(パネル)の設置を要請、貿易紛争の裁定を委ねる。