預金封鎖part4
1 :代理マン :02/03/26 22:59
>此処ではあくまで前向きに、危機存亡の秋、究極の救国策として、
>預金封鎖を語るべし。戦後営々として積上げた赤子の血涙の結晶
>を以ってこの國の存亡を図ろうではないか。というけど、オレは自衛策を考えるね。
国にも頼らずにすむように。都合の悪いときだけ国民を頼りにされてもね。
・・・と、書いた私(パート3の1)ですが、財務完了さんのいうような抜本的な対策をしない限りもうだめだと思います。
ま、私は小市民なので、自衛策を考えますよ(笑)。
最近の預金封鎖本&ペイオフ本をほとんど読んだので読後の感想。
太田晴雄『「銀行預金」封鎖』(オーエス出版社)面白いです。必読。ただ具体的なことはないのでやや漠然とはしている。
金原正道『預貯金がおろせなくなる日」(あさ出版)このスレの内容に近いが(書いてるという噂もあり)、
話題が新しく話が具体的(法律とか国会審議とか)なのは評価。あと、どう対処すればいいかは金融資産別に書いてある。資産が少ない人向けにも書いてある。ただし、資産が多い人向けの、海外口座などのことはあまり書いてないので、他の本を読むべし。
この本では、税金の使い道のチェックとか、食糧の確保とかに著者の個性(主張)があらわれていたので、むしろこれが興味深かった。
報道や国会審議をネタにしているので結構信憑性があり、怖い。
渡辺謙一『大事なお金は香港で生かせ』(同友館)きわめて具体的。
実務本に徹しています。上記の本と併用すればOK。
太田晴雄『2005年、金本位制復活』(第二海援隊)若干、金関連の高橋靖夫の本の受け売りっぽいところはあるものの、興味深い本です。これも一読の価値有。
2 :1(書評つづき) :02/03/26 23:00
ペイオフ関係はいっぱい本が出ているので、ペイオフそのものについては
斎藤裕「ペイオフ対策」(大和出版)一冊でよい、いちばんよい本。
宮尾攻『ペイオフ預金消失』(朝日新聞社)ペイオフ直前の金融機関の危うさがドキュメントでわかる。
末尾に預金封鎖についても触れている。ただしそのための対策などは一切なしなのであくまでもドキュメント形式の読み物。
岩崎博充『潰れたらどうする 銀行証券保険」60ページあたりまで間違いだらけ。
金融機関の早期健全化法について説明しているが、いまは預金保険法なのだ。3、4年前に出版した本の焼き直しだが、今の法律に対応できていない。たぶん著者は理解していない。但しそれ以外(61ページ以降)は様々な金融商品について触れており、よい。
この著者では、「個人投資家を救う58の戦略」(同文館出版)が、超円安、国債暴落、ハイパーインフレも可能性として視野に入れた対策を書いているので、こちらはGood。
須田慎一郎「あなたの預金が危ない!」(新潮OH文庫」前半は金融危機の内情(取材)がおもしろい。
しかし末尾で「私が選ぶならこんな銀行」の項で、「三井住友銀行もしくはみずほフィナンシャルグループ辺りをご検討するのはいかがでしょうか。
UFJ銀行には地の利があります」「大和銀行も面白い存在かもしれません」には笑った。
これじゃ本を買った意味ねーじゃん(笑)