都市銀行7行と全国の地方銀行64行は22日、それぞれの現金自動預払機(ATM)などのオンライン提携システムを統合するため本格的な検討を進めることで合意したと発表した。2004年1月の統合を目指す。
これまで、都市銀行は「都銀キャッシュサービス(BANCS)」、地方銀行は「地銀CD全国ネットサービス(ACS)」と、業界ごとに独自システムを構築してきた。しかしシステム構築のコストを削減し、多様化する顧客ニーズに対応するため、双方のシステムが更改時期を迎えるのを機に統合を決めた。
統合後はATMの24時間稼働や、パソコンや携帯電話による振り込み時の受取人口座確認など新しい機能も追加する予定。