(回答先: 2001年のアルゼンチンGDPは4.5%のマイナス成長=経済財政省 [ブエノスアイレス 21日 ロイター] 投稿者 sanetomi 日時 2002 年 3 月 22 日 17:20:48)
03/22 15:53 返済率向上が今後の焦点 利払い延期アルゼンチン債 金融29
共同
昨年末に対外債務の一時的支払い停止宣言をしたアルゼンチン政
府発行の円建て外債(サムライ債)が二十六日に、宣言後初の利払
い日を迎える。同国はこの円建て債についても支払い延期を決定し
、十四日に公告。今後は、債券管理会社の東京三菱銀行など三行が
同国との交渉で、返済率をいかに高めるかが焦点になる。
東京三菱と富士銀行、新生銀行の三行は国際通貨基金(IMF)
による支援具体策を見守るとして、直ちに一括返済を求める前提と
なる債権者側からの債務不履行(デフォルト)宣言は見送る。
宣言見送りで今回は損害の確定は回避されるが、市場では既に価
格が急落。購入していた地方の金融機関や、団体の中には破たんや
事業縮小に追い込まれたケースも出ている。
破たん企業の社債と異なり、無価値になる可能性は低いものの、
損害がどこまで拡大するか投資家の不安は高く、同国とIMFとの
交渉結果への関心が高まっている。
二十六日に利払い日を迎えるのは一九九六年から二○○○年に発
行された計千九百十五億円のうち、二○○○年九月に利回り4・8
5%の条件で発行された六百十五億円分。残りの千三百億円は六月
に利払い日が来る。購入者は団体、個人合わせ、三万を超えるとみ
られている。
年明け後の利払いは、円建て債に先行して、イタリア・リラ建て
債が一月に見送られている。このリラ建て債の管理会社もデフォル
トを宣言しておらず、東京三菱銀行はこうした諸外国の例も参考に
、対応を考えたいとしている。
(了) 020322 1553
[2002-03-22-15:53]