国際通貨基金(IMF)が4月中旬に発表する「世界経済見通し」の草案で、日本の国内総生産(GDP)実質成長率は02年(暦年)はマイナス1・0%、03年は0・8%とプラスに転じるものの低成長にとどまると予測していることが20日分かった。
欧州の複数のメディアがIMF関係者から入手した草案内容を報じた。
米国は02年の1・4%から、03年は3・8%へと安定成長への回復を見込んでいる。世界経済全体は02年は2・5%と予想したが、03年の成長率見通しは未定。
日本の成長率をめぐっては、2月の先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で、塩川正十郎財務相が03年度に成長率1・0%への回復を目指すと説明している。(ワシントン共同)
[毎日新聞3月21日] ( 2002-03-21-20:00 )