(回答先: Re: 馬鹿な話だけれど、これで平等。←地方の独自性を発揮と官僚機構のスリム化と政治改革が必要だ。 投稿者 じ です 日時 2002 年 3 月 21 日 21:15:22)
地方交付税を使った公共事業が都市部に集中するのは、ある意味仕方がないことです。
たとえば10億円をかけて公共施設を造る、とする。
人口5千人の町に作るのと5万人の都市に造るのと、どちらがより多くの人々が利用できるかと言えば、都市部に建てた方が良いでしょう。
交通の不便な山間部で村が点在しているような地域のど真ん中に大きな病院を建てても意味がない。そこまで行けないのですから。
それこそアフガニスタンみたいに村ごとに小規模の診療所を設立し、それらを人的その他のネットワークでつないでいく。
下水道施設なんかもそうです。
ちなみにウチのトイレは「汲み取り式」ですが、経済的・エネルギー上の効率はこっちの方がいい。
町村合併で行政の効率化なんて政府は言ってますが、主要な施設・サービスは中心部に集中する一方、今まであった村役場は縮小・撤退して過疎地域の生活はもっと不便になるでしょう。
「インターネットで電子申請すれば良い」
「ブロードバンドのビデオカメラを作動させ、常時連絡できるシステムを使ったら?」
との話もありますが、60〜70代の高齢者達にそれが操作出来るのか。IT国家建設などよその国の話です。
国からの補助金も断たれ、若者もいない。
ないないづくしですが、何か方法はある筈です。
行政を怨む事は出来る。
しかし、誰かのせいにしたところで誰も責任は取らない。
だから、自分達で動くしかない。
いずれ我々はこの国に見殺しにされるのだから。